
マリア・テレジア=マリア・テレサ(1717−1780)わずか23歳にして神聖ローマ帝国を発展させたハプスブルグ家の全領土を相続、女帝となり、若くして君主になったにもかかわらず、国をより繁栄させ、また、人格が良く気品に満ち溢れた彼女は今でもオーストリア、その近辺の国々の人に親しまれています。
彼女は16人の子供を産み、そのうちの一人がフランスへ嫁いだマリー・アントワネットです。
マリア・テレジアはボヘミアの女王でもあり、その当時すでに有名であったボヘミアのクリスタルガラス職人に作らせたのがこのシャンデリアの型です。独特なアームの曲線美、王宮御用達職人が作り上げたそのデザインは、いまだに絶大なる人気を誇っています。
彼女はハンガリー王国、聖マルティン教会での戴冠式の際、リピッツァーナー馬と言われる白馬に乗り、馬を後ろ足だけで立たせた状態で東西南北にサーベルを向けて王の誓いの儀式をした逸話も有名です。
今も彼女は愛する夫、フランツ・シュテファンと共にオーストリアの首都ウイーンにあるカプツィーナ礼拝堂で眠っています。
マリア・テレジアがハプスブルク帝国で獲得した称号は以下となります。
◆神の恩恵を受けたローマ帝国の皇后◆ハンガリー王◆ボヘミア王◆ダルマチア王
◆クロアチア王◆スロベニア王◆ガリシア女王◆オーストリア女王
◆ブルゴーニュ女王◆シュタイヤー女王◆ケルンテン女王◆クライン大公妃
◆シューベンビュルゲン大君主◆メーレン伯爵◆ブラバンド伯爵
◆リンブルク伯爵◆ルクセンブルク伯爵◆ゲルデルン伯爵
◆ヴェルテンベルク伯爵◆オーバーニーダーシュレジア伯爵◆ミラノ伯爵
◆マントア伯爵◆パルマ伯爵◆ピアツェンツァ伯爵◆グアスタラ伯爵
◆アウシュヴィッツ伯爵◆ツァトール公妃◆シュワーベン君主
◆ハプスブルク領土君主◆フランダース君主◆チロル君主
◆ヘンネガウ君主◆キブルク君主◆ゲルツ君主◆グラジスカ伯爵
◆ブルガウ伯爵◆オーバーニーダーラウスニッツ君主
◆ナムール伯爵◆ウインディッシェンマルク伯爵◆メシェルン夫人
◆ロートリンゲン公妃◆バール公妃◆トスカーナ公妃